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ノートリ

今日でのデジタルカメラ機能というか性能は本当に凄いとつくづく思う
連写性能は向上しAFの追従や合焦速度
最近では動物の瞳も検知できてしまうほど
動く被写体も容易に撮れてしまう時代になってしまった
数年前までのミラーレスなんてまだまだ使うには苦しかったくらいなのに
今では一眼レフを超えてるんじゃないだろうか?・・・

解像度も6000万画素を超えるほどの機種や高感度性能も良くなり
ある程度トリミングしたサイズでも全紙サイズ以上を余裕でプリントできてしまうし
感度を上げて明るいレンズを使えば天の川や星々が肉眼を超えた
星の数と臨場感で星空というよりその場の情景と宇宙を写し出すことだって
できてしまう

一眼レフもデジタルになったことで撮影したらその場で確認ができるようになり
今やどのメーカーも主力機種となりつつある
ミラーレスでは、撮る前すなわちファインダーを覗きながら露出の仕上がり具合を
確認してシャッターを押せる時代

ファインダーを覗いて露出が決まりAF任せでシャッターを押せば
予測不能な動きも難なく撮影。そして被写体が小さけりゃトリミング、
大変な時代になってしまいました(笑)

簡単に言ってしまうと決定的瞬間的な写真は誰にでも撮れてしまう
時代になったということ。

押せば撮れる時代、ミラーレスを導入したあたりから
メインの被写体以外の背景や四隅の処理、その場の物語性などを更に考え意識するように
なった気がします。
逆にミラーレスになったことでそれらに気を配る余裕が更に出来るようになった

当然、動的な被写体もやっぱり背景処理は大事で
決して大きく収める必要はなく、あえて引いた絵づくりをしてその場の情景
空気感が伝わる写真を私は撮りたいと思っています。

せっかく滑走路の近くにいるのだから迫力ある飛行機を撮りたいのは理解できますが
そのまま追い続け離陸した後、雲間の青空に向かって飛んで行く旅客機
あえて飛行機を小さくし空のスケール感を表現してみたり
ノートリ_f0361287_02012366.jpg
EOS7DMarkⅡ EF100-400f4.5−5.6 L Ⅱ F8・1/4000・ISO400

離陸の直前、真後ろの旅客機を大きめに収め
手前の誘導灯を入れることで距離感と臨場感出るように撮影
ノートリ_f0361287_02013503.jpg
EOS7DMarkⅡ EF100-400f4.5−5.6 L ⅡF8・1/800・ISO400

超望遠レンズで鳥をドアップに撮影するヒトは少なくはない
桜の咲く頃、こんな華やかな時期に小鳥をドアップで撮るなんて勿体ない
春の陽気と花々のミツに目移りするメジロを引いて撮れば小鳥の可愛らしさも表現できますよね
ノートリ_f0361287_02004793.jpg
EOS5DMarkⅣ EF100-400f4.5−5.6 L Ⅱ F7.1・1/500・ISO640

比較的望遠レンズの必要がない雷鳥
メスがそばにいたためか自分のアピール準備をし尾っぽを広げて待ち構え
天候も良かったので背景の雪山を入れ季節感、高度感がわかるように撮影
ノートリ_f0361287_02003716.jpg
Sony α7RⅢ FE100-400f4.5−5.6 G F16・1/320・ISO400

何でも大きく撮ったり大きく見せるためトリミングするのではなく
自分のレンズで寄れる範囲内で表現撮影してみてはいかがでしょうか?

by Photo-Office-O | 2020-04-21 04:06 | 写真 | Comments(0)
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