星景撮影

冬の空は空気が澄んで星がくっきりと見え綺麗ですよね。
長時間露光で星を流すのも良いですが
今のデジタルカメラは高感度撮影もかなり優秀となり点像撮影も
容易な時代となってきました。
ISOを12500や25000などにあげて撮影し、ある程度ノイズを
除去してしまえばモニター上ではキレイには見えますが
プリントし引き伸ばすとまだまだ…
おそらくISO6400の全倍では論外でしょうねw

で、今回紹介する撮り方は
なるべく低感度で星が強調できキレイに表現できる方法を
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木曽駒ケ岳:冬の星空と宝剣
EOS6D・EF24F1.4L Ⅱ・F2.0・25秒・ISO3200

厳冬の中央アルプスでの撮影です。
宝剣岳に満点の星、キレイですよねぇ(構図はさておきw)
ただ、これでは星がイマイチ弱い。
撮影した場所は東側(写真左側)の伊那谷、西側(写真右側)の木曽谷(木曽というより愛知の街明かりでしょうか)
の街明かりで光害を受けやすくやや不向きなところではあります。
この日も若干空が霞んでいるためか街明かりを拾ってしまって写真右下が白んでいる
これ以上露光させると空が白トビするギリギリのところ、それと端の星がやや流れてしまってもいます。

そこで星の点像を強調させてキレイに写す方法はというと
ソフトフィルターを使用します。
木曽駒ケ岳:冬の星空と宝剣
EOS6D・EF24F1.4L Ⅱ・F2.0・25秒・ISO3200・プロソフトンB
わかりやすいように同設定で撮影してみました。

ここ数年でかなりこの方法で撮る方が増えている気がします。
ソフトフィルターを使用することで光源がボケるため星の一点一点がぼやけるることにより
大きく写り強調できるわけです。
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木曽駒ケ岳:和合山
EOS6D・EF24F1.4L Ⅱ・F2.0・25秒・ISO3200
f0361287_22452444.jpg
木曽駒ケ岳:和合大
EOS6D・EF24F1.4L Ⅱ・F2.0・25秒・ISO3200・プロソフトンB

ソフトフィルターの使用方法、コツとして
フィルターの形状は丸型と角型がありますがこれは角型がおすすめです。
あとソフト効果度があり、メーカーさんによって名称、位置づけがいまいち統一
されていないような感じですが何種類かのラインナップがあります。

なぜ形状が角型かと言うと、それは自由に扱えることが最大のメリットで
露光時間より短く効果させたり構図により部分的に効かせることができ
自由にコントロール出来ること。(これかなり大事ですw)
効果は弱めなものがいいと思います。
私の使っているkenkoプロソフトンBは強めな方です。
効かせたいところに数秒効かせてあとは無しで露光というスタンスをとって
いるので私はこれ(プロソフトンB)です。

全体にフィルターをかけないのは?
全体にかけてしまうと前景もボンヤリとしてメリハリがなくシャープ差が
失われ解像度が落ちてしまうためです。(そう表現したい場合は別ですが)
4枚目の和合山が写っている写真がそうで、全体にフィルターをかけてみました。
前景がボンヤリとしていることが分かるかと思います。
モニター上では分かりにくくても、引き伸ばした時にそのアラがわかって
しまうので手は抜けませんねw

最後の注意点として、ぼかす効果量と星の数をコントロールする事、
あまり大きくぼかしてしまうと、引き伸ばして大きくしたときにくどくなり
星の瞬き差を損ねかねません。
星の数もフィルターを使用する事で一点一点が強調できる訳ですから
ISOをあげて一面星で埋め尽くす必要もありません。
この辺りのバランスを考えて撮ると
作品性も上がり品のいい写真になるとおもいます。

もし興味が湧いたら是非トライしてみてください!


by Photo-Office-O | 2017-01-18 13:58 | 撮影 | Comments(0)
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